平成25年11月7日(木)、下関市のシーモールパレスにおいて、海外ビジネス分科会を開催しました。
1.分科会
(1)インドネシアについて
演題:インドネシアの人材と育成について
講師:公益社団法人 日本・インドネシア経済協力事業協会
常務理事 黒木 義高 氏
グローバル化に伴う日本企業の海外進出は目覚しいものがありますが、海外では政治制度、治安、各種社会インフラ、生活習慣、気候風土等が日本と異なり国内にはないリスクが多数存在します。
黒木様には、中国からのシフトが鮮明なASEANの中でも、将来有望なマーケットとして注目され、2012年度日本企業の新規進出現地法人数第2位のインドネシアへの進出時の注意点や人材育成についてご紹介いただきました。
その中でも、インドネシアでは民族や宗教の違いによって、性格や生活習慣が違うため、十分な配慮が必要と述べられました。
(2)ミャンマー・カンボジアについて
演題:ミャンマー・カンボジアの物流事情
講師:三井住友海上火災保険株式会社 金融営業推進部 営推チーム
課長 浦上 純 氏
ミャンマーは、人口6,000万人を超える消費市場としての魅力があり、国民は勤勉で、豊富で優秀な労働力を有しています。また、中国、インドに隣接しており、中国から原材料を輸入してミャンマーの工業団地で縫製し、完成品を中国で販売するルートも確立しています。一方で、電力供給の脆弱さやインフラ整備等に課題を抱えています。
カンボジアは、ASEANの全ての中心都市へフライト2時間で行ける地理的優位性に加え、経済が安定しており経済成長率は平均7%を有しています。一方でミャンマー同様に電力供給等において課題を抱えています。
浦上様には、アジア全体が注目しているミャンマー・カンボジアの地理的条件や気候、人口・労働事情、経済状況、貿易動向についてご説明いただき、物流事情については、主要な港や道路の動画を交えて現在の詳しい状況をご紹介いただきました。
(3)山口銀行の業務提携について
演題:山口銀行の海外拠点と国際業務提携について
講師:株式会社山口銀行
国際部長 上野英俊
山口銀行の海外拠点とその業務内容や、ASEAN地区の銀行との業務提携による当行の支援方針等についてご紹介いただきました。
2.交流会
分科会終了後、講師の方を交えて交流会を開催しました。
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